スキミング被害の問題点と現状

スキミングは、近年のカード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気カードに書き込まれている情報を抜き出し、まったく同じ情報を持つカードを複製する犯罪である

スキミング被害の問題点と現状について

現在、各銀行はICカード化と共に成りすましを防ぐため、ATMなどに生体認証(バイオメトリックス認証)の仕組みを構築しようとしています。

これによりこれまで本人確認の為に暗証番号のみが使われていましたが、生体認証を行うことで高セキュリティーが期待できるとしています。

しかしながら、成りすましの可能性がゼロになるわけではありません。

現在、指紋や光彩の認証はコピーで成りすましが可能と言われています。

生体認証は暗証番号とは異なり死ぬまで変更が効きません。

その点では利用者は犯罪者に対して生体情報が渡らないよう注意しなくてはなりません。

現在の磁気カードのデータ量は72文字でICチップカードは16000文字から30000文字とされています。

しかし0と1の組み合わせのデータにすぎず、従来の磁気データはスキミングによってコピーが可能なためICチップカードもデータ量はあるもののコピーしてそのまま貼り付けることは技術的に不可能な話ではありません。

現在、大手クレジット会社はICチップ専用の読み取りカードリーダーが普及するまで時間がかかるとしており、ICチップと磁気情報を併用しなければならない事情があります。

そして各クレジット会社や各銀行は新たに高価なICチップカードに変更することのコストに頭を悩ませているようです。

水と安心はタダという神話はもろくも崩れ、安心と安全を買う時代が到来しています。

偽造カードに関する被害が急増している中でその原因を鑑みると、日本における情報セキュリティーに対する認識の低さが引き起こしていると言わざるを得ません。

クレジットカード会社によるクレジットカードに対する偽造カード対策は年々進められているものの、銀行におけるキャッシュカードに関する偽造対策はまだまだ始まったばかりであるといえます。

現在の日本では偽造カード問題は全てカード発行者側の責任であると見られがちですが、一方ではカード利用者のカード管理意識もまだまだ低いと言わざるを得ず、利用者にも責任があるといえます。